Q.縛ったビニール袋やゴミ袋がほどけない場合は?
A.結び目の先をねじって押し込むと楽にほどけます。
固く縛りすぎて結び目がほどけない
ビニール袋やゴミ袋。
力任せに思いっきり結んでしまったり、いわゆる『二重縛り』などをやってしまったりすると、ほどけなくなってしまうことがあるようです。
普通にほどこうとしても、ダメなときはダメです。
ビニール袋の結び目は、結び目を構成しているビニール同士の摩擦力でほどけないようになっています。縛った紐がなかなかほどけない原理と同じですね。
そして無理にほどこうとすると、爪でビニール生地を伸ばしてしまうなど、袋を傷つけてしまうことがあります。最悪ビニール生地が破れてしまって再使用が不可能になってしまいますので、力任せはあまりおすすめができません。
結び目の先をねじって細くしてしまえば摩擦力を失い、ほどける
そのようなときにおすすめのほどき方は、袋の結び目の先をねじって細くする方法です。
上の画像の赤丸部分ですね。ここをひたすらねじります。細い棒のような状態になるということは、太さが細くなるわけです。
そうなりますと、固く嚙んでいたはずの結び目に『遊び』ができ、その結び目は摩擦力を失います。
あとは、そのまま棒状になったねじり部分を押し込んでいけば良いだけです。結び目を簡単にほどくことができるでしょう。
普通の紐の結び目などにも応用できる
前々項にて“縛った紐がなかなかほどけない原理と同じ”と書いていますが、今回の「結び目をほどく方法」は、ビニール袋やゴミ袋の結び目だけでなく、普通の紐のときにも応用できます。
スウェットやジャージの紐をうっかり二重縛りにしてしまってほどけなくなってしまったとき、ありませんか? タオルやてぬぐいに結び目ができてしまいどうにもならなくなったとき、ありませんか?
そのようなときにも今回のやり方は有効です。ぜひお試しください。
縛るときにも工夫が必要
ここからは余談ですが、やはり困る前に、袋を縛るときの注意というものも必要です。
ゴミ袋などはある程度固く縛らないと中身が出てしまうリスクがありますので仕方ありませんが、普通のビニール袋に物を入れる場合は、やはりその物を取り出す前提で入れるはずです。
なので、固く結ぶ、二重縛りにするなどはできるだけ避けたほうがよいです。
とはいえ、「でも密封する必要があるので……」という場合もあると思います。
その場合は、
- 袋ではなく密閉容器を使う
- 袋とじクリップ(百円ショップにも売っています)を使う
などの工夫をしてもよいのかもしれませんね。