Q.朝活で仕事の生産性を上げたいが、朝起きられない場合は?
A.太陽の光が一番の目覚まし効果です。
「『朝活で生産性アップ』って言われても……」
朝早く起きて、その時間で読書や運動や仕事。
早く目を覚ますことで午前中の会社での仕事もはかどるようになり、さらには自分の能力アップも図れる――。
それは近年『朝活』とも呼ばれるようになり、社会人としての生産性をアップさせる方法として広く知られるようになっています。
ところが、実践しようとして大量の挫折者が出ていることもまた事実です。
「朝? 起きられるわけないでしょう」
と半ばギレ気味のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
目覚まし時計を早くセットしても、とめて二度寝してしまう。結果、睡眠の質がさらに悪化しただけで、生産性が上がるどころか低下してしまうという最悪のケースもあるようです。
とにかく早く寝ることができれば……と思っていても、早く寝たところで寝坊する人は寝坊します。
そのような人はどうすればよいのでしょうか。
そもそも目覚まし時計で起きることに意味は無い
そもそも、普通に起きられないケースで目覚まし時計で起きることは、意味がありません。
なぜならそうやって無理に起きても、やはり眠いままだからです。
眠いまま朝活して、フラフラしながら会社に行き、コクリコクリしながら仕事をこなす。
これでは逆効果で、そんなことをするくらいなら朝活をやめてギリギリまで寝ていたほうがマシでしょう。
眠いのに無理やり起きることはマイナスなのです。
体・脳を起こすには、目覚ましの音よりも太陽の光が有効
つまり、脳を朝活仕様にするためには、起きた時点で脳もしっかり起きていることが必要になります。
そのために最も有効なことは、太陽の光を浴びることだと言われています。
その効果は一度試してみれば明白だと思います。
いつも分厚いカーテンとレースカーテンの両方を閉めて寝ているかたは、分厚いカーテンを開けたままで寝てみると良いと思います。雨戸を閉めて寝ているかたは、開けて寝てみると良いと思います。朝日が体に当たるようにしてみてください。
すると、びっくりくらい朝の寝起きが違います。人によっては目覚まし時計が要らなくなってしまうこともあるかもしれません。
これはきちんと科学的根拠が存在しており、太陽の光を浴びるとメラトニン(眠くなるホルモン)の分泌が抑えられ、さらにセロトニン(脳を活発にさせるホルモン)の分泌が盛んになるため、脳が朝活に適したモードに切り替わるのです。
世間では色々な「早く起きる方法」が紹介されていますが、この「太陽の光を浴びる」以上の良い起き方は存在しないと思います。
眠気のために朝活がうまくできないかたで、まだ試していないかたは、ぜひ一度試してみてください。全然寝起きが違いますよ。