Ａ．コインランドリーにある高温乾燥が最も効果的で確実です。

効果が無い！　インターネットで広まっている「シャツ・ポロシャツの生乾き臭を取る方法」

暑くなってくると、シャツやポロシャツを着ることが増えてきます。

しかし、洗い終わってから乾くまでに時間がかかってしまったり、着ているときに汗をかいて湿っていた時間が長かったりすると、生乾き臭（古い雑巾のような臭い）がしてしまうことがあります。

この臭いはモラクセラ菌という菌の排出物によって発せられるもので、非常に不快な臭いです。

悩まされているかたは沢山いらっしゃるようで、インターネットを検索すると、その臭いを消す方法をまとめたページが無数に出てきます。

ところが、それらのほとんどは効果がありません。

私のお客さんからも、ネットに出ていることを試しても臭いままという話（愚痴？）を聞いていますので、どうやら効果が無いという結論で良い気がします。

具体的には、

• 酸素系漂白剤　→　効果無し
• 熱湯に浸す　→　効果無いうえに脱色
• 煮沸　　　　　→　臭いは消えるが生地がボロボロ
• ドライヤー　　→　効果無し
• アイロン　　　→　効果無し

といったところです。

困ったものですが、わたくしが試して唯一効果があった方法がありますので紹介させて頂きたいと思います。

おそらく唯一まともな解決策は、コインランドリーの高温乾燥

唯一効果があった方法。

それは、コインランドリーの高温乾燥を使うことです。

きれいに生乾きの臭いが無くなりました。

コインランドリーの高温乾燥は80℃ほどだそうで、モラクセラ菌の除菌が十分可能な温度です。

これなら煮沸のように生地も傷みません（弱い生地は高温乾燥に耐えられないので注意が必要ですが）し、普段は家の洗濯機で洗濯し、生乾き臭が気になってきたらコインランドリーに持ち込んで高温乾燥。その運用で良さそうです。

シャツやポロシャツの生乾き臭に悩んでいる人がいましたら、ぜひお試しください。

予防する方法はあるのか

以上、発生した生乾き臭を取り除く方法を紹介しましたが、やはり予防の方法も触れておくべきでしょう。

結論としましては、予防の方法についてはインターネットで紹介されている方法はさほど間違ってはいないと思います。

洗濯したら、とにかくすぐ干して乾かす。

これが一番です。

モラクセラ菌は湿っている時間が長ければ長いほど繁殖してしまいますので。

付け加えるとしましたら、洗濯機を清潔に保つ、ということでしょうか。

洗濯機自体が不潔であるとやはり不利です。不潔な洗濯機で洗い、しかもその後取り出さずに放置してしまうなんていうのはもう最悪です。臭ってくださいと言っているようなものです。

また、ゴミ取りネットは意外に盲点で、掃除が及んでおらず黒くカビで臭っているケースもあります。もしそうなっていたらすぐにきれいにしたほうが良いでしょう。